
現在、私個人、お客様のサーバOSはCentOS7及びCentOS8を使用しています。
ところが、このCentOSが2021年をもって終了するというニュースが飛び込んできました。そもそもCentOSは、商用LinuxのRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のリビルド版です。Red Hat社が“今後は「CentOS Stream」に重心を移す”と発表しました。
「CentOS Stream」は、従来のRHELリビルド版とは異なり、RHELの開発版となるようです。開発版なので安定した運用を期待することは難しいかもしれません。個人的に使用するのであれば問題にならないかもしれませんが、お客様のホームページなどの運用に使用するには少々不安が残ります。
ただし、CentOS7のサポートについては、当初の予定通り2024/6/30までとのことなので、即座に対応する必要はありませんが、いずれは何とかしなくてはなりません。
また、CentOS8をすでに導入している方については、2021年末までに対処する必要があります。
今後の対応策としては以下の5つが考えられます。
- リスクを承知で、もっとも差分の少ないCentOS Streamを使用する。
- 有償のRHELを使用する。
- CentOSとの差分が少ないことを期待して、CentOSプロジェクトの共同創設者が立ち上げる「Rocky Linux」のリリースを待って乗り換える。
- 他のOS、他のLinuxディストリビューションに乗り換える。
- 何もしない・・・
選択肢5が最も簡単ですが、最もリスクが高くお勧めできませんw
選択肢1は、先に述べたように個人的に使用するのであればよいかもしれませんが、やはり不安が残るので却下。選択肢2が良いかもしれませんが、高価であるためやはり却下。
とすれば、選択肢3もしくは選択肢4が現実的ということになります。
さて、他のディストリビューションといっても、世の中にはたくさんのディストリビューションが・・・
Ubuntuに乗り換える方が多いとのことですが、私がUNIXに初めて触れたのはBSD系(1980年代)でしたし、一時期FreeBSDを使用していたので、思い切って昔に戻ろうと思います。でも、FreeBSDのリリースはサポート期間が短いということがありますが・・・ま、いっか。
ということで、今後FreeBSD関連の記事が増えるかもです。